中学受験成功は転塾がカギ?転塾に適したタイミングと選び方について

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中学受験を目指して転塾を検討している方に向け、成功するために知っておきたいポイントを解説します。

「塾に通っているのに成績が伸び悩んでいる」「今の塾が合わないような気がする」と思われるご両親は多いものです。
そこで選択肢として浮上するのが「転塾」ではないでしょうか。
しかし、転塾によって成績アップが見込める一方で、学習意欲が低下するリスクもあります。

今回の記事では中学受験に向けての転塾で注意したい点、塾選びのポイントについて解説します。
参考にしていただければ転塾すべきかどうか判断しやすくなり、塾選びのコツも押さえられるはずです。

中学受験で転塾を検討すべきケースとは?

中学受験の際に転塾を検討すべきケースがあります。
次の2つのケースに該当する場合は、転塾を考えるべきかもしれません。

①成績が伸びない

まずは成績が伸びない場合です。
塾で頑張って勉強しているにも関わらず成績が伸びないなら、塾の環境が子どもに合っていないと考えられます。
たとえば塾のカリキュラムや講師との相性、授業の進め方が子どもに合っていなければ、成績が伸び悩んでしまうでしょう。

塾には個別指導や集団指導など、さまざまな指導スタイルがあります。
どの方法が子どもに合っているかは、子どもに合う指導方式は学習意欲や理解度によって異なり、成績が伸び悩む原因となり得ます。
もし中学受験を前にして成績が伸びないなら、転塾を考えてみるのも方法のひとつでしょう。

②カリキュラムや人間関係が合わない

カリキュラムや講師との相性などが良くない場合は、転塾を検討すべきケースです。
同じ塾生や講師との関係性が良くない、カリキュラムが子ども個人に合わないなどが考えられます。
これらの要素が子どもに合わないと、前項で解説したような成績の伸び悩みにつながっていくこともあるでしょう。

カリキュラムが合わない、人間関係が合わないなどのケースでは、子ども1人のために変更してもらうことは難しいといえます。
やはり子どもにとって居心地が良く、勉強がはかどる環境が用意されている塾に転塾させるべきです。

中学受験に向けた転塾のメリット

それでは、中学受験に向けて転塾をすることにはどのようなメリットがあるのか、2つの観点から解説していきます。

メリット①成績アップを目指せる

まずは成績アップを目指せることが大きなメリットとなるでしょう。
転塾によって子どもに合った学習環境が用意されれば、大幅な成績アップを目指せるかもしれません。
現在通っている塾とは違う指導方式の塾に通ったり、人間関係や学習スタイルが子どもに合いそうな塾を選ぶなど選択肢は複数あります。
受験の際の成績は子どもの将来を左右しかねないため、中学受験のタイミングで転塾をするメリットは大きいでしょう。
転塾をすることにより、成績アップをする可能性は十分に考えられます。

メリット②モチベーションが上がる

もうひとつのメリットは、モチベーションが上がること。
塾に通っていても成績が伸び悩んでいるとなれば、ご両親だけでなく子どもにとってもストレスになります。
一生懸命に頑張っているのに成績が上がらないとなれば、子どもの勉強に対するモチベーションも下がっている状態かもしれません。

もし転塾をして成績が少しずつ上がったとしたら、子どもの勉強に対するモチベーションも比例して意欲が高まっていくはずです。
中学受験を機に転塾をすることは、子どもの学習意欲を高めるためにも役立つ可能性があります。

中学受験で転塾をするデメリット

中学受験で転塾をするメリットを解説しましたが、転塾をすることにはメリットだけでなくデメリットもあります。
これから転塾を検討しているなら、デメリットも知ったうえでどのようにすべきか判断の参考にしてください。

デメリット①新しい塾に慣れるまで時間がかかる

まずは新しい塾に慣れるまでに時間がかかる可能性があります。
転塾をすると、指導方法やカリキュラム、学習方法が一新されることになるので、子どもにとっては新しい環境で一から学習を始めなければならない気持ちになるかもしれません。

大人であってもそうですが、新しい環境に慣れるまでには時間がかかるものです。
転職と同じような変化と捉えると理解しやすいでしょう。
転塾をすることによって新しい環境に慣れるのに時間がかかり、その分成績の伸びが遅くなってしまう可能性も考慮すべきでしょう。

デメリット②経済的な負担が増える

経済的な負担が増えることもデメリットのひとつ。
新しい塾に通い始めるには、入会金や教材費が必要となります。
今までの塾であればかからなかった費用がかかることになり、ご両親の経済的な負担が増えます。

前項で解説したことと合わせると、子ども・ご両親ともに負担が増えることになることは否めません。
中学受験に合わせた転塾は効果的なこともあるが、やはり負担が大きいことに違いはないでしょう。

中学受験で転塾を成功させるコツ

デメリットもある転塾ですが、それでもやはり転塾したいと考えるケースもあるはずです。
そこで中学受験で転塾を成功させるためのコツについて見ていきます。

コツ①転塾の目的を明確にする

まずは転塾の目的を明確にすることが第一。
やみくもに転塾しても、子どもにとって良い結果にはなりません。
どのような目的で転塾をするのか、まずは理由を考えてみましょう。

目的が明確になると、転塾先も絞り込めるはずです。
たとえば集団指導の塾では子どもにとって最適な学習ができないと思うなら、個別指導の塾に変わることをおすすめすします。
質問がしにくい環境で成績が伸び悩んでいるなら、自由に質問できる環境の塾に転塾すべきです。
転塾をするならば、まずは目的を明確することが重要です。
子どもに適した塾の環境が浮き彫りになるでしょう。

コツ②子どもの意思を尊重する

子どもの意思を尊重することも大切なポイントのひとつです。
ご両親が「転塾させたい」と考えたとしても、実際に通って学習をするのは子ども本人です。
子どもの意思は必ず確認するようにしましょう。

子どもが転塾を希望しているなら、転塾するのがベストな選択ですが、子どもが今の塾が良いと思っているのであれば、もう少し様子をみてみましょう。
もしご両親が無理に塾を変えてしまうと、子どもの学習意欲が低下してしまうこともあるため細心の注意を払う必要があるでしょう。
子どもがどのように考えているか、その意思を尊重した判断をおすすめします。

コツ③入塾の際にカウンセリングを受ける

転塾をすることが決まったら、入塾前にカウンセリングを受けることを忘れないようにしましょう。
中には体験入学ができる塾もあります。
カウンセリングを受けたり体験入学ができたりすれば、子どもと相性の良い塾であるかどうか判断しやすくなるはずです。

インターネットの口コミや評判だけを頼りにいきなり入塾してしまうと、子どもとの相性が悪いこともあります。
まずは実際に塾の雰囲気やカリキュラムを肌で感じて、子どもに合っていると思う塾を選ぶようにしましょう。

中学受験での転塾に適したタイミングとは?

中学受験を機に転塾をするなら、いつすべきであるかと悩むご両親は少なくありません。
転塾に適したタイミングは次の3つです。

①新学期がスタートするとき

まず新学期がスタートするときは、塾を変更するのに良いタイミングであるといえます。
学期が切り替わるタイミングは学習内容がリセットされるため、新しい環境で学習を始めるには良いタイミングです。
季節講習も開催されているため、転塾先も選びやすいはず。
新学期スタートのタイミングは年間に複数回あるため、転塾しやすいこともメリットといえます。

②進級するとき

中学受験で転塾するなら、進級するときが最も良いタイミングです。
進級時は塾でも学習内容がリセットされるため、一から学習を始められ、成績アップ効果が現れやすいタイミングです。
もし、もうすぐ進級するのであれば、そのタイミングで転塾することをおすすめします。

③中学受験の本番まで1年以上の期間が空いているとき

最後に、中学受験まで1年以上の期間が空いているタイミングで転塾しましょう。
先に解説したように、新しい環境に慣れるにはある程度の時間がかかります。
子どもによっては1年近くかかることもあるかもしれません。
もし中学受験間際に転塾をすると、子どもは新しい環境に慣れることができないまま受験を迎えてしまうリスクがあります。

そのため、転塾するのなら中学受験までに1年以上の期間が空いているうちに行いましょう。
受験直前になったら受験に集中できるよう、転塾は控えたほうが良いです。

転塾を検討する際に注意したいポイント

続いては転塾を検討した際に注意すべきポイントについて解説します。
転塾をすべきかどうか適切な判断をするためにも、次の3つのポイントを知ったうえで検討することが大切です。

ポイント①親の判断で勝手に決めない

ひとつめのポイントは、親の判断で勝手に転塾を決めないこと。
先にも解説したが、塾に通って勉強をするのは子ども自身なので、子どもが転塾を望んでいるかどうかは確認すべきです。

親の判断で勝手に転塾を決めても、必ずしも学力向上につながるとは限りません。
子どもの意思も取り入れながら決めるべきです。

ポイント②転塾ですべて解決できると決めつけない

現在の塾で成績が伸び悩んでいたとしても、転塾をすればすべて解決するとは思わないようにしましょう。
転塾は成績アップを目指せるかもしれないひとつの可能性に過ぎません。
成績が上がる可能性もある一方で、下がってしまうリスクもあります。
たとえば塾を変えたとしても、子ども自身に原因があれば転塾も無意味になってしまうでしょう。

転塾をすることで良い結果となる可能性もありますが、転塾に過度な期待を抱かず、冷静に判断することが大切です。

ポイント③転塾を繰り返さない

転塾は繰り返さないほうが良いです。
塾を変えることは子どもにとって、負担を増やすことになるためです。

たとえば大人に例えて、1年のうちに何回も転職をしたらどうでしょう。
環境に慣れないため成果を出せず、結果を何も残せないまま次の転職先に行くようなものです。
子どもにとっての転塾も同じこと。

このことを踏まえても、転塾には慎重になるべきです。
転塾を繰り返さないことを前提として、塾の変更を考えましょう。

中学受験の成功に向けた塾の選び方

最後に、中学受験のために転塾を検討している方に向けて、受験成功に向けた塾の選び方について解説します。

選び方①志望校の合格実績を確認する

中学受験のための転塾であれば、一番に確認したいのは志望校の合格実績でしょう。
合格者を多数輩出している塾であれば、志望校の受験に対する対策が万全であると予測できます。
志望校への合格者が多い塾を選ぶと間違いがないと考えられます。

選び方②指導内容やカリキュラムが子どもに適しているか見極める

指導内容やカリキュラムが子どもに適しているかどうかも大切なポイントのひとつです。
子どもによって適した指導法は異なります。
集団指導が向いている子どももいれば、個別指導が向いている子どももいます。
カリキュラムも塾によって異なるため、子どもに適しているか見極めたいところです。
指導内容とカリキュラムを事前に確認し、子どもに適した塾を選ぶことが重要でしょう。

選び方③学習環境は適切か事前に調べる

最後に学習環境も確認しておきたいポイントです。
学習の雰囲気は子どもの学習意欲を大きく左右します。
たとえばおとなしいタイプの子どもであれば、大勢の前で手をあげて質問をしなければならない環境に苦痛を感じることもあるでしょう。
できれば体験学習などを利用して、学習環境の適否を事前に確認しておきましょう。

中学受験の転塾は成績アップのカギとなる

この記事を読んでいただくことで、中学受験に際する転塾についてご理解いただけたはずです。
転塾は、中学受験の結果に大きく影響を与える要因の一つです。
正しい方法で転塾をして、成績アップと受験成功を目指しましょう。

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