慶應中等部に受かる子になるには?入試の傾向&対策について

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慶應中等部合格を目指している方に向けて、入試の情報と傾向を解説する記事です。

中学受験で慶應中等部を目指している方は多いでしょうが、受験するには合格しなければなりません。
そこで悩みのタネとなるのが、「慶應中等部に受かる子にするには?」ということではないでしょうか。
合格するには、まず入試の内容を理解することが大切です。

そこで今回の記事では、慶應中等部の入試情報と入試の傾向をご紹介します。
傾向ごとの対策法も掲載しますので、参考にしていただければ慶應中等部への合格に一歩近づけるはずです。

慶應中等部とは

慶應中等部は、慶應義塾一貫教育校のひとつであり、共学校です。
卒業した後は次のような進路が考えられます。

【男子の進路】

  • 慶應義塾高校
  • 慶應志木高校
  • 慶應ニューヨーク学院

【女子の進路】

  • 慶應女子高校
  • 慶應ニューヨーク学院

慶應ニューヨーク学院のみ共学であり、男子も女子も同じように進学できます。
高校卒業後は、慶應義塾大学や大学院へ進学できる点も特徴です。

慶應中等部の入試情報

それでは慶應中等部の入試情報について見ていきましょう。

【2026年度入試情報[1]】

  • 募集人数:男子約120名、女子約50名
  • 出願情報入力・入学検定料支払:2025年12月下旬
  • 入学検定料:30,000円
  • 一次試験日程:2月3日(火)
  • 一次合格発表:2月4日(水)15:00~
  • 二次試験日程:2月5日(木)女子7:50頃~11:00頃、男子10:00頃~18:00頃
  • 合格発表:2月6日(金)15:00~

志願者数 合格者数
2023年度 男子 834名 139名
女子 401名 57名
2024年度 男子 861名 142名
女子 454名 56名
2025年度 男子 851名 135名
女子 445名 58名

出典:慶應義塾中等部:入学試験に関するQ&A

科目 試験時間 配点
国語 9:05~9:50 45分 100点
社会 10:15~10:40 25分 50点
理科 10:55~11:20 25分 50点
算数 11:45~12:30 45分 100点

出典:慶應義塾中等部:入学試験に関するQ&A

志願者数と合格者数を見ると、合格率はおよそ14~16%です。
ただし募集人数は、内部進学の状況により変わることがあり、増減する可能性もあるでしょう。

慶應中等部の2026年度の試験情報は、まだ確定ではありません。
試験の日時は変更になる可能性があるので、受験の際には慶應中等部からの案内をご覧になってください。

慶應中等部の入試傾向と対策

慶應中等部に受かる子になるには、入試の傾向と対策を知っておくことが欠かせません。
それぞれの科目について出題傾向を確認したうえで、どのように対策すべきか見ていきましょう。

算数

算数は基礎問題中心で、応用的な難問は少ない傾向です。
ただしN進法など、例外的な問題が出題される可能性もあるため注意が必要です。

対策法

まずは時間配分に注意して、捨てるべき問題は捨てるようにしましょう。
変わり種出題に関しては、数の性質についての理解を深めておくことが重要です。
また解答欄の形式が特殊なため、分数の記入方法を事前に確認しておきましょう。

国語

国語の試験では文学史など、日本語に関する知識を問われる問題が出題されることがあります。
後は推理・読解が必要な問題が多いでしょう。

対策法

日頃から思考力を鍛えておくことが効果的な対策です。
もちろん文学史に関する知識を身につけることも必要ですが、思考力や推理力を養っていないと得点につながりにくい傾向があります。

社会

記号に関する問題と、短文で答えられる記述問題、知識を問う問題が出題される傾向です。

対策法

試験時間が短いため、わかるところからどんどん解いていくことが重要となります。
わからない問題があっても次へ進み、時間が余れば見直すようにしましょう。

理科

記述問題、作図問題が多い傾向があります。
電流・天体・植物に関する出題に加え、常識的な知識が問われることも珍しくありません。
たとえば食材の旬などです。
理科の基礎を押さえていれば対応できる内容です。

対策法

難しい問題はあまり出題されませんので、中学受験対策をしっかりと行っておくことが最大の対策法です。
また日頃から植物に対して関心を持っておくのも良いでしょう。

慶應中等部の受験者の併願パターン

慶應中等部の受験者は、ほとんどの場合併願をします。
そして併願先はある程度パターン化しているため、併願先で悩んでいるなら次のパターンを参考にして併願先を決めてください。

学力的に余裕がある場合

もし学力的に余裕があるのであれば、次のような中学校と併願するのがおすすめです。

【併願先】

  • 1月受験:渋谷教育学園幕張中学校、栄東中学校、市川中学校、浦和明の星女子中学
  • 2月1日受験:早稲田実業中・高等部、慶應義塾普通部、広尾学園中学校
  • 2月2日受験:渋谷中学高等学校、慶應義塾湘南藤沢中等部、青山学院中等部
  • 2月4日受験:聖光学院中学校、豊島岡女子学園

以上の中学校であれば、慶應中等部と受験日が重なることもありません。
学力に余裕があり、慶應中等部合格を狙える場合は、上記の学校を併願先として検討するとよいでしょう。

学力的に余裕がない場合

続いては学力的に余裕がない場合におすすめの併願先をご紹介します。

【併願先】

    • 1月受験:江戸川学園取手中、立教新座中学校、淑徳与野中学校
    • 2月1日受験:成城中学校、立教女学院中学校、学習院女子中・高等科、香蘭女学校中等科、法政大学中学高等学校
  • 2月2日受験:青山学院中等部、法政第二中・高等学校
  • 2月4日受験:中央大付属中学校

併願先を迷っている場合は、ご紹介した学校を参考にしつつ、子どもの学力に合った学校を選びましょう。

慶應中等部に受かる子になるには入試対策を万全に

いかがでしたでしょうか?
この記事を通じて、慶應中等部合格に向けた準備のポイントをご理解いただけたと思います。
合格するためには入試情報だけでなく、入試の傾向をしっかりと確認したうえで、適切な対策を取らなければなりません。

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[1]参照:慶應義塾中等部:2026年度生徒募集について

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