小学生で塾についていけない7つの原因と適切な対処法について

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中学受験に向けて子どもを塾に通わせているが、授業についていけていないと悩んでいる方に向けて原因と対処法を解説します。

小学生の子どもを塾に通わせていて「授業についていけないかも」と感じると、悲観的になってしまう方もいます。
どうしてなのか、どのように対処すべきか、と悩む方も多いでしょう。

そこで今回は、塾の授業についていけない小学生への対処法と、ついていけない原因について解説します。
参考にしていただければ、どのようにすれば子どものためになるか、成績アップにつながるかご理解いただけるはずです。

小学生のお子さんが塾についていけないと感じる原因

小学生の子どもが塾の学習についていけないかも、と感じられているなら、そこには何らかの原因があるはずです。
対処を知るにはまず、原因を知ることが大切。
考えられる7つの原因について解説します。

原因①勉強に前向きになれていない

まずは、子ども自身が勉強に前向きになれていないことが考えられます。
学校に行って勉強をしても、塾に通ったとしても、学習を身につけるのは最終的に子ども自身。
いくら授業を受けたとしても、学習に対して前向きになっていなければ、授業の内容は理解されずに終わってしまう可能性があります。
勉強に対して前向きになれておらず、学習内容を自分のものにしようと意欲が低いのかもしれません。

原因②授業のペースが速い

授業のペースが速すぎて、ついていけないことも考えられます。
塾によっては、小学校5年生のうちに小学校6年生の授業を終わらせることも珍しくありません。

授業のペースが速すぎて、完全に理解できないままの状態も考えられます。
塾の学習形式によっては、授業のペースが合わないことも原因のひとつかもしれません。

原因③塾の授業形式が合っていない

塾の授業形式が合っていないこともあります。
授業形式は塾によって異なり、子どもに適した授業形式も子どもによって異なります。
たとえば1人で集中して勉強したい子どもが、集団指導形式の塾に通っていたら集中できないかもしれません。
逆に、集団の雰囲気が合う子もいます。
塾の授業形式が子どもに合っているか確認してみましょう。

原因④塾の授業のレベルとお子さんの習熟度がマッチしていない

塾の授業のレベルと子どもの習熟度が合っていないことも理由として考えられます。
これは、集団指導の塾で起こりがちな問題です。
集団指導では1人の講師が多くの子どもの学習を担当するため、子どもが十分に理解していないことに講師が気づかず、授業を先に進めてしまい習熟度が低下する傾向があるのです。
塾の授業についていけていないと、一人だけ取り残されてしまうことになるでしょう。

原因⑤わからない問題をそのまま放置してしまった

わからない問題を子どもがそのまま放置してしまうこともあるでしょう。
学習は積み重ねなので、一つわからないと、それが原因で次々にわからないことが増えてしまいます。
たとえば歴史の授業であれば、何らかの事柄が起きたことが、次の事柄を引き起こす原因となりますが、もとの原因が理解できていないと、それ以降の内容もつながっていると気づけません。
質問をするのが上手ではない子どもであったなら、わからない問題をそのままにしてしまった可能性は高いでしょう。

原因⑥宿題が多い

宿題が多いことも、小学生が塾の学習についていけないよくある原因です。
ご両親にとっては、宿題が多いことは良いことのように思えるかもしれませんが、塾の中には宿題が多すぎて、自宅で真面目に取り組んでもこなせない量が出されることもあります。
その場合、子どもの学習意欲が低下したり、塾の授業についていけないと感じることにつながってしまいかねません。

原因⑦その日の復習を行っていない

最後に、その日の復習を行っていないことも原因といえます。
授業を一度受けただけでは、十分に内容を理解しきれないことも多いので、その日の復習をすることが大切になります。
しかし、塾から解放された後、その日の復習を行わない子どもも少なくありません。
復習をしないと、せっかく学んだ内容を忘れたり、理解が不十分なままになり、習熟度が下がるおそれがあります。

小学生のお子さんが塾についていけてないときの対処法

それでは小学生の子どもが塾についていけないと感じたなら、どのように対処すべきでしょうか。
9つの対処法について解説するので、原因だと思われる項目の解説と照らし合わせながら参考にしてください。

対処法①塾の講師へ質問・相談する

もし小学生の子どもが塾の授業についていけないと感じた場合、講師に質問をしたり相談をしてみましょう。
悩んでいることを、講師にそのまま相談してみるのです。
講師はいつも子どもの学習の様子を見ていますので、何らかの対策法が見つかるかもしれず、講師に伝えることで、授業をより丁寧に進めてもらえる可能性もあります。
まずは塾の講師に質問や相談を投げかけてみると、成績向上につながるかもしれません。

対処法②お子さんの話をきちんと聞き、なぜついていけないかを確認する

子どもの話をしっかりと聞き、なぜついていけないか原因を聞き出すことも対処法のひとつです。
子どもなりに何らかの問題を抱えていて、授業についていけないと悩んでいるかもしれまえせん。
まずは、親は子どもの話をしっかり聞くことが大切。
授業についていけない理由を本人から聞き出せれば、対処方法が見えてくるかもしれません。

対処法③わからないことは質問するように促す

最も重要なことは、塾の講師に質問をすることです。
授業の内容を理解しきれていないときは、質問をするように子どもに促してあげましょう。
質問をすれば、講師はわからない部分を集中的に解説します。
子どもにとっては、授業よりわかりやすい指導になる可能性があります。

講師も質問を受けなければ、子どもにとってどの部分がわからなかったのかわかりません。
子どもが質問することで、講師はより理解しやすい授業を展開できます。
講師に質問をするように促すことで、小学生でも塾の授業についていける可能性が高まるでしょう。

対処法④お子さんと目標を再度確認する

今一度、子どもと一緒に目標を再確認することも効果的な対処法です。
塾に通い始めたときの目標はどのようなものだったでしょう。
中学受験のためかもしれないし、成績アップをはかるためであったかもしれません。
子どもと一緒に目標を再確認することで、子どもの学習意欲が高まることも考えられます。

対処法⑤保護者面談や連絡帳などを活用する

小学生で塾の授業についていけないなら、塾の保護者面談や連絡帳を活用してみましょう。
塾によってはご両親が気軽に連絡を取れるよう、面談や連絡帳、連絡アプリを用意していることもあります。
講師に質問や相談したいときに利用できるため、塾での悩みごとが合ったときに便利です。

対処法⑥つまずいている箇所からやり直す

子どもの学習でつまずいているところが明確であれば、その箇所からやり直すことが効果的です。
問題の根本から取り組めば、その後につながる理解不足を解消しやすくなります。

対処法⑦わからない問題を放置しない

小学生で塾についていけないなら、わからない問題を放置しないことも重要な対処法です。
前項でも解説しましたが、つまずきやわからない問題が解消されないことによって、さらにわからないことが引き起こされる可能性は十分にあり得ます。
塾から帰ってきたら、ご両親が「わからないことはあった?」と声をかけることで、理解不足をそのままにせず対応しやすくなるかもしれません。

対処法⑧転塾を検討する

どうしても塾の授業についていけない小学生であれば、転塾を検討することもひとつの方法でしょう。
もしかすると、今の塾の指導方法が子どもに合っていないのかもしれないからです。
たとえば、1人で集中してわからないことを徹底的に学習したいタイプなら、集団指導は適さない可能性があります。
子どもに合った塾に転塾すれば、学習理解や成績向上につながるでしょう。

対処法⑨個別指導塾を検討する

子どもの学習能力を高めるには、個別指導塾を検討してみましょう。
個別指導塾では、一人ひとりの学習の進み具合や得手不得手を考慮したうえで、子どもにあった学習を提供します。
そのためわからないことがあればすぐに対応してもらえるし、その結果、子どもに適した学習スタイルが確立されやすくなると考えられます。
集団指導でついていけないと感じるなら、個別指導塾が有効な選択肢となるといえます。

塾についていけていない子どもへの対応の注意点

小学生で塾の授業についていけないと不安になるかもしれません。
しかしご両親は、次の2つの注意点を意識しながら子どもに向き合うことが大切です。

注意点①焦って転塾を決めない

まずはすぐに転塾をしないこと。
小学生の子どもが塾の授業についていけない、成績が伸びないなどの状況に陥ると、焦って転塾を決めてしまう方が少なくありません。
しかし、転塾したとしても、子どもが「わからないところをわからないまま放置」していたのでは、転塾先でもついていけなくなる可能性が高いでしょう。
この場合、転塾しても解決はしません。
焦って転塾を決めるのではなく、子どもが授業についていけないのはなぜか、その理由を明らかにすることが先決です。

注意点②悲観しない

悲観しないことも大切な注意点です。
子どもが塾についていけないことがわかると、悲観してしまうご両親は少なくありません。
しかし、子どもにはそれぞれ個性があります。
すぐに理解できる子どももいれば、ゆっくりと着実に理解していく子どももいます。
まして一番悲観しているのは、授業についていけていないと理解している子ども自身かもしれないのです。

ご両親は悲観しすぎず、塾に通っている目的を明確に持ちながら、子どものサポートをしてあげましょう。
子どもの気持ちを考慮しながら、導いてあげることがご両親の役目です。

小学生で塾についていけないなら原因を明らかに

いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、小学生で塾についていけないときの原因と対処法がご理解いただけたはずです。
授業についていけない原因は子どもによりさまざま。
しかし、ご両親がすべきことは、適切な形で子どもをサポートすることです。

早慶ネクシアでは1対1の個別指導であり、子どもに合わせた適切な授業を提供します。
今の塾で授業についていけないとお悩みなら、ぜひ早慶ネクシアへの転塾を検討してみてください。
個別指導であれば、今までの塾の授業についていけなかった小学生でも、学習への理解度が深まるかもしれません。

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