中学受験は転塾をすれば成功する?転塾すべきかどうかの判断基準

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中学受験用の塾を検討している方に向けて、中学受験で転塾を成功させるためのポイントを解説します。

塾に通っていたとしても、中学受験を前にして「転塾すべきか」と悩むご両親は少なくありません。
中学受験に特化した塾に転塾させるべきか、そのままの塾で学習させるべきか迷われるはずです。

今回の記事では、中学受験成功のために転塾すべきケースと、転塾すべきではないケースを詳しく解説します。
もし、転塾を希望されているなら、転塾先を選ぶためのポイントも掲載しているので参考にしてみてください。

中学受験で転塾はすべき?

それでは中学受験で転塾をすべきかどうか、2つのパターンから解説します。
中学受験のための転塾を成功させたいと思われているなら、まずは「転塾すべきかどうか」を考えてましょう。

中学受験で転塾したほうがよいケース

最初に解説するのは、中学受験を前にして転塾したほうが成功しやすいケースについてです。
5つの視点から解説していくので、いずれかに当てはまったら転塾を検討してもよいかもしれません。

①成績が長期間にわたって低迷している場合

まず、成績が長期間にわたって低迷している場合、転塾したほうがよいでしょう。
一時的なものであれば問題ありませんが、長期にわたっているのであれば塾が子どもに合っていない可能性が考えられます。
カリキュラムや授業形式が子どもの性格と合っておらず、学習の成果が現れていないのかもしれません。

具体的に通塾しだしてから半年以上経っても改善されないケースでも、転塾を検討したほうがよいでしょう。

②子どもが塾に行くのを嫌がっている場合

子どもが塾に行くのを嫌がっている場合も転塾を検討する必要があるでしょう。
塾に行くのを嫌がっているなら、塾での学習にストレスを感じていたり、人間関係がうまく築けていなかったりすると考えられるからです。

子どもへのストレスが大きければ、塾での学習も進みません。
通塾自体の意義が薄れてしまうため、転塾をして、ストレスのない環境で学ばせたほうが効果が現れやすいはずです。

③講師との相性が悪い場合

講師との相性が悪い場合も、転塾を検討してみる価値はあります、

塾は科目によって担当講師が決まっていることが多く、塾に通っている限り講師と接触することになるため、子どもとの相性が悪ければ、転塾を考えてもよいかもしれません。

④塾の進学実績に不安がある場合

もし今通っている塾の進学実績に不安があるなら、中学受験の前に転塾を検討すべきかもしれません。
進学実績は、塾がどの受験に強いかを示す指標です。
志望校への進学実績が少ない塾なら、希望に即していない塾であると考えられます。
もし志望校への合格者がより多い塾を検討できるのであれば、転塾したほうが合格する確率は高くなるはずです。

⑤塾の運営に不満がある場合

塾の運営体制に不満がある場合も転塾すべきであるといえます。
運営体制によって、子どもの学習に悪影響が及ぶ可能性があるためです。

たとえば授業の開始が遅れる、宿題の量が多すぎる、または少なすぎる、ご両親への連絡が不十分である、などがあげられます。
大切な子どもを塾に預けているのですから、連絡が不十分であればご両親は不安を感じてしまいます。
運営体制に不満があれば、より良い塾への転塾も検討しましょう。

中学受験で転塾しなくてもよいケース

続いては、中学受験で転塾をしなくてもよいケースについて解説します。
受験だからと言って、必ず転塾しなくてはいけないわけではありません。
そのまま同じ塾で学習をしていても、十分に受験合格を目指せるケースもあります。
次のようなケースであれば、転塾することなくそのまま学習を続けても問題ないといえるでしょう。

①成績の低迷が一時的なものの場合

もし子どもの成績が低迷していたとしても、一時的な低迷であれば、転塾はおすすめしません。
子どもの成績は常に一定ではなく、上下することは十分に考えられるからです。
長期的にわたる低迷であれば問題となるかもしれませんが、一時的なものであれば転塾する必要はありません。

目安としては、成績低迷が半年以内であれば、問題ないと考えてよいでしょう。
転塾をすると新しい環境に慣れる必要が生じるため、半年ほどは子どもの成績が低迷する可能性が高いためです。
転塾でリスクを取るよりは、今の塾でそのまま学習を続けて、成績アップを目指したほうが効率的です。

②子どもが塾に楽しく通っている場合

子どもが楽しく塾に通っている場合も、転塾すべきではありません。
「塾に行くのが楽しい」と感じられると、成績向上にもつながりやすくなります。
学習はただ授業を受けることだけでなく、子ども自身がポジティブに「学びたい」と思うことによって成り立つものだからです。

楽しくない塾にいやいや行くよりは、楽しい塾に通っていたほうが子どものためになります。
もし子どもが塾に行くのを楽しみにしているようであれば、中学受験があったとしても転塾しないほうが成功する可能性が上がります。

③塾の方針と合っている場合

塾の方針と子どもの学習スタイルが合っている場合も、転塾する必要はないでしょう。
転塾したところで、子どもの学習スタイルと合わない塾に通うことになる可能性もあるからです。

指導内容にちょっとした不服がある場合は、塾に連絡をすれば改善してもらえるかもしれません。

④塾が適切なサポートを行っている場合

転塾を検討するなら、塾のサポート体制も確認しておきましょう。
たとえばカウンセリングが充実していたり、親身に進路相談に乗ってくれたりと適切なサポート行っている場合は、転塾の必要はないと考えられます。

特に個別指導であれば、サポート体制が整っていれば、子どもの成長や学習スタイルに合わせて、柔軟な対応を行ってくれる可能性が高いため、転塾して子どもに負担がかかるよりは、現在のサポートを利用して、よりよい学習環境を整えたほうがよいでしょう。

中学受験で転塾を成功させるために確認しておきたいポイント

転塾をしようと決めたのであれば、中学受験前に転塾を成功させるためのポイントを確認しておきましょう。
以下の4つのポイントから塾を選べば間違いありません。

ポイント①指導方針

まずチェックしたいのは指導方針です。
塾の指導方針が一貫していて、なおかつ子どもの学習スタイルや性格に合っているなら、入塾して正解だと考えられます。

指導方針は塾によって大きく異なるため、事前に必ずチェックしておきたいポイントです。
ご両親の意向もあるだろうが、「子どもに合うかどうか」を第一に考えて指導方針を見るようにしましょう。

ポイント②体験授業の内容

体験授業の内容もポイントのひとつとしてあげられます。
塾の授業がどのようなものであるか、子どもに合っているか、実際に確認できる体験授業は貴重な機会なので、ぜひ利用しましょう。
転塾をするなら2~3塾の体験授業を受けてみたいものです。

複数の塾の体験授業を受ければ、最も子どもに適している塾がどこであるか明確になります。
面談とともに体験授業の内容も重視しながら次の塾を決めましょう。

ポイント③子どもの意見

最も大切なのは子どもの意見です。
実際に塾に通って学習するのは子どもなので、ご両親が良いと思ったとしても、子どもは嫌がる場合はしっかりと話し合う必要があります。
子どもの意見を重視して選ぶことで、学習意欲も高まる可能性があり、なによりも子どもへの負担が少なくなります。
ご両親の考えだけで転塾を決めてしまわないよう注意が必要です。

ポイント④口コミ・評判

最後に口コミや評判も確認しておくべきです。
インターネットで検索してもよいし、転塾先の塾に通っている知り合いがいれば、感想を直接聞くのもよいでしょう。

もちろん口コミが良かったからといって、必ずしも子どもに合うとは限りませんが、参考資料としては役立つはずです。
転塾先を決めるなら、口コミや評判をあらかじめチェックしておきましょう。

中学受験で転塾はどのタイミングにすべき?

中学受験前の転塾を成功させるなら、次のタイミングが最もよいと考えられます。

【タイミング】

  • 長期休暇が始まったとき
  • 新年度が始まったとき
  • 中学受験の1年以上前

まず転塾は、中学受験の1年以上前に終わらせておきましょう。
長期休暇が始まったときや新年度が始まったときは、学習内容がリセットされていることが多く転塾のベストタイミングです。
特に長期休暇が始まるときはキャンペーンが開催されることが多く、金銭的負担が少なくなります。
他にも入塾してくる子どももいるため、同じスタートラインに立てることが魅力。
転塾を成功させるなら中学受験の1年前までに、学期もしくは年度の区切りを利用して転塾することをおすすめします。

転塾を成功させるために注意すべき点

転塾を成功させるには、注意すべきポイントがあることも事実です。
中学受験に向けてこれから転塾を検討されているなら、次の2つのポイントに注意したうえで新たな塾を探しましょう。

注意点①新しい塾に慣れるには時間が必要

まず、子どもが新しい塾に慣れるには時間が必要です。
塾が変わることは、新しい環境に飛び込むことであり転校とそれほど変わらないからです。
大人であっても、転職をした直後は新しい環境に慣れるのに時間がかかるでしょう。

新しい塾の環境に慣れるまでの間、学習意欲が低下したり、学習に身が入らなくなったりすることがあるかもしれませんが、転塾をした子どもは、環境に慣れることを一番に考えるはずです。
ご両親は気長に見守りながら、子どもの心をフォローし、気遣える心の余裕が必要です。

注意点②転塾を繰り返さないことが大切

続いて、転塾は繰り返さないことが重要です。
転塾を繰り返すと、子どもの心が不安定になってしまうことも考えられるためです。
前述のとおり、塾が変わることは子どもにとって緊張を伴う大きな環境変化です。
それが繰り返されれば、子どもにとって大きなストレスになると考えられます。
大人に例えるなら、1年のうちに何度も転職するようなものです。

そのため、転塾が繰り返されないように、塾を選ぶときは慎重に行う必要があります。
転塾には費用面の負担も伴うため、慎重な塾選びが結果的にご家族の負担軽減となるでしょう。

中学受験で転塾を成功させるにはポイントを押さえて

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、中学受験に際して転塾を成功させる方法がご理解いただけたと思います。
転塾は必ずしなければならないものではありませんが、成功すると中学受験に合格しやすくなることもあります。

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中学受験のために転塾を成功させたいと思われているなら、ぜひお気軽にご相談ください。

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