【中学受験の疑問】なぜ“大谷翔平”は試合終了後に仲間と飲みに行かないのか?
皆さん、こんにちは。
中学受験に維新を起こす男、
中学受験コンサルタントの野田英夫です。
今日は、
「成績と睡眠の深い関係」 について皆様にお伝えしていきます。
野球界のスーパースター大谷翔平選手は、
試合後の付き合いよりも睡眠や体調管理を優先するのでしょうか?
大谷選手は日本ハム時代から「試合後の飲み会に誘われても参加しない」ことが伝えられており、
それはMLB移籍後も、練習・体調管理・睡眠優先の生活を一貫しており、野球のために外食や
夜の付き合いを控えることで知られています。
これは、
“才能”の問題ではなく、
“パフォーマンスを最大化する生活”を徹底しているから!
そしてこの考え方は、
中学受験にもそのまま当てはまります。
多くのご家庭は
「勉強時間をどう増やすか?」
に意識が向きますが——
実は、
“何時に寝るか?” のほうがはるかに成績を左右します。
では、なぜ「22時就寝」が圧倒的な差を生むのか?
その理由を、脳科学と指導現場の事実から解説します。
結論から言います。
■ 22時までに寝ている受験生は、成績が明らかに伸びる
理由はとてもシンプル。
脳が最も成長し、回復し、学力を強化するのは
入眠後すぐに訪れる、最初の深いノンレム睡眠の時間帯です。
多くの子どもにとって、それが22時〜深夜に重なります。
この4時間は、まさに“脳のゴールデンタイム”。
暗記の定着、理解の再構築、成長ホルモンの分泌、メンタルの安定——
すべてがここに集中しています。
これは大谷翔平選手が、
「最高のパフォーマンスのために生活を整えている」のと同じ構図です。
受験もスポーツも、結局は「脳と身体のコンディションがすべて」。
だから、22時に寝ている子は伸びるのです。
■ ノンレム睡眠:暗記を固定する“深い眠り”
夜の前半に訪れる深い眠りでは、
・脳の老廃物の排出
・前頭葉の疲労回復
・集中力の復活
・成長ホルモンの大量分泌
・暗記の長期保存
が起きています。
社会・理科・語彙・漢字などの暗記科目は、
特にノンレム睡眠で強く定着します。
22時に寝る子ほど「翌朝覚えている率」が高いのはこのためです。
■ レム睡眠:理解が深まる“ひらめきの眠り”
夜の後半に増えるレム睡眠では
・ひらめき
・論理の再構築
・読解力の向上
・応用力の強化
・ストレスや不安の整理
が一気に進みます。
算数の応用が解けるようになる、
国語が急に読みやすくなる——
これらはレム睡眠の力です。
■ 推奨睡眠時間は、
「7時間以上」+「90分×○セット」
睡眠は 量 × 質 × サイクル の掛け算です。
人間は
ノンレム → レム(約90分※)
のサイクルを繰り返すため、
・7.5時間(90分×5セット)
・9時間(90分×6セット)
が最もパフォーマンスが高い睡眠量になります。
6時間台は、ほぼ確実に不足です。
※一般に睡眠周期は「約90分」と説明されますが、これは平均的な目安で、実際は個人差があります。
年齢・体質・疲労度によって前後するため、「おおよその目安」として捉えることが重要です。
■ なぜ22時なのか?
① 最初のノンレム睡眠が最も深い
暗記・成長ホルモンのピークです。
② 脳のゴールデンタイム(22〜2時)を逃さない
ここを逃すと翌日の学習効率が一気に落ちます。
③ 集中力・やる気・理解力が安定する
これは現場で毎年確認している事実です。
大谷翔平選手が夜に飲みに行かないのは、
「パフォーマンスを落とす要素を生活から排除している」 から。
受験生も同じ発想を持つべきです。
深夜遅くまで塾の宿題をやっていても、成績は伸びないのです。
■ 保護者ができる3つのこと
① 就寝時刻を固定する(毎日22時)
② 寝る前のスマホ・動画を避ける
③ 朝の光を浴びさせる
これだけで睡眠の質は劇的に上がります。
■ 睡眠は“勉強を止める時間”ではない
むしろこう言えます。
「22時就寝は、最強の受験戦略である。」
暗記、理解、集中力、メンタル、体力——
すべて睡眠がつくります。
大谷翔平選手がやっているのは、
“正しい努力の仕方”。
受験生も、同じく 正しい生活の整え方 を選ぶだけで成績が変わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また!
中学受験に維新を起こす男
中学受験コンサルタント野田英夫でした。


