9割が知らない個別指導の誤解【9割が知らない中学受験の誤解⑨】

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

中学受験カウンセラー野田英夫です。

さて、

今回も皆さんが陥りやすい中学受験の誤解について解説していきましょう。

9割の方が、

「個別指導」について間違った認識を持っています。

「個別指導の誤解!」

中学受験にかかわる保護者の多くが、

「個別は集団の補習に過ぎない!」

そのように考えています。

だから、

集団塾の内容を補完する意味で、

個別指導塾を併用していますよね。

しかし、これは大きな間違いなんです。

理由はこのあと述べますが、

個別指導で集団塾の成績を上げても、

志望校への合格は保証されません!

そして、

何よりも高い金を払って、

補習のため個別指導を併用することに大した効果はありません。

それよりも、

個別指導への思い込みを解消することで、

正しい個別指導の活用をすれば、

いまよりもずっと効果的な学習が可能となるのです。

「塾の成績を上げれば志望校に合格できる!?」

中学受験の保護者の多くが、

「塾の成績やクラスを上げることで志望校に合格できる!」

そう信じて疑いません。

確かに、合格可能性は高まりますが、

合格の保証はまったくありません。

きっと皆さんも聞いたことがあると思います。

「えっ! 塾でトップだったあの子が?!」

詳しくはこちらをご覧ください。

「塾の成績を上げれば志望校に合格できるのか?!」

個別指導への誤解は、

この考え方が原因といえます。

では、理由を説明します。

集団指導塾というのは、

多くの生徒に一斉に授業を行うので、

全員に同じ内容を教えることになります。

もちろん授業進度だって皆、一律で同じになります。

そのため、生徒ごと、志望校ごとの対策は一切できません。

集団指導塾の授業というのは、

「総合力の学習」というわけです。

難しい、易しいという差はありますが、

一律という点においては、基本的に小学校の授業と同じです。

また、

集団指導塾の授業というのは、

中学受験で出題される、

すべての単元を網羅する「総合力の学習」というわけです。

十把一絡げということです。

そして、志望校の対策ができないこと、

これが致命的な欠点であり、

これが志望校合格に結びつかない理由なのです。

だからこそ、

大手集団塾では、

上位校に限ってですが、

同じ志望校の生徒たちだけを集めて、

日曜日などに志望校別対策特訓をやっているではないですか!?

それは通常授業では志望校対応はできないからです。

一方、

個別指導では、

各生徒の進度や理解度に合わせた学習が可能となります。

さらに、

志望校の出題傾向に合わせた学習ができるので、

効率的に対策ができるわけです。

当然ですが、

入試問題というのはどこも出題傾向は異なるわけです。

同じ出題傾向の学校はどこにもありません。

毎年、何年も続けて出題されている重要単元もあれば、

もう何年も出題されていない単元だってあるわけです。

毎年出題されている重要単元については、

多くの時間を費やして確実に得点できるようにする。

逆に、もう何年も出題されていない単元については、

時間をかけずに流しておく程度にする。

つまり、学習時間に強弱をつけて、

効率的で、効果的な学習が可能となるわけです。

個別指導ならこれが可能なのです。

にもかかわらず、

「個別指導は集団指導塾の補習に過ぎない!」

という考え方がいまも一般的になっています。

「塾の成績やクラスを上げることで志望校に合格できる!」

この思い込みから、

塾の成績を上げることと、

志望校への合格が、

混同されてしまっている。

塾の成績を上げることは、

志望校合格への“手段”のひとつであり、

塾の成績を上げることが、

最終ゴールかのごとく、“目的”となってしまっている家庭さえあります。

さて、

このように個別指導塾を有効に活用すれば、

合格可能性は大きく高まるのに、

集団指導塾の補習だけで活用するのは、

実にもったいないわけです。

「集団指導塾の補習にかかる費用の問題点」

集団指導塾の授業に加えて補習を受けると、

費用がどんどん膨らんでいきます。

家計に大きな負担がかかることになります。

お金がかかっても、

志望校に合格できるのなら、

それでもいいのかもしれません。

しかし、集団塾の補習をして、

お金をかけて塾の成績を上げ、

それでも合格できないのであれば意味はありませんよね。

お金の遣い方には、

投資・消費・浪費とありますが、

これでは浪費といえるでしょう。

つまり、無駄遣いというわけです。

まずは手段と目的を明確にわけてほしいのです。

その上で、

個別指導塾を上手に活用することが、

目的達成の近道となるのですから。

「余談ですが・・・」

中学受験の個別指導塾は数多あります。

しかし、

個人的には、

塾の成績を上げることをウリにしている個別指導塾を

私は好きになれません。

上記の通り、

塾の成績を上げても志望校合格には直結しないからです。

それをわかっていて(わかっていない場合もあるかもしれません)、

塾の補習をすることで売上を上げている企業姿勢が不誠実だからです。

保護者の9割は、

「塾の成績を上げれば合格できる」と信じています。

その弱みにつけこむ姿勢が、

同じ教育に携わる者として納得がいきません。

あの二宮尊徳はこのような言葉を遺しています。

「道徳なき経済は犯罪であり、

  経済なき道徳は寝言である」

では、また!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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