中学受験のために転塾を検討している方に向けて、転塾を成功させるためのポイントを解説します。
「今の塾では成績が伸び悩んでいる」「今の塾が合っていないような気がする」など、さまざまな理由で転塾を検討する方は少なくありません。
しかし、転塾をしたとして成功するとは限らないことも事実です。
ともすると「以前の塾のほうが良かった」と思ってしまう事態にもなりかねません。
そこで今回の記事では、転塾を成功させるためのポイントについて解説します。
参考にしていただければ、子どもに合った塾を選べるようになり、さらなる成績アップも望めるかもしれません。
転塾を成功させるためにまずすべきこと
まずは、転塾を成功させるためにすべきことについて見ていきます。
転塾を検討する際に大切なのは「本当に必要か」と考えてみることです。
もしかすると子どもは今の塾が自分に合っていると思っている可能性もあります。
そこで大切になのが、次の3つのポイントです。
①現在通っている塾に相談する
現在通っている塾に相談することから始めてみましょう。
もし塾が改善に応じてくれれば、転塾する必要はなくなります。
悩んでいること、転塾を検討していることを伝えれば、何らかの改善をはかってもらえる可能性は高いでしょう。
実際に対策方法をご両親とともに考えてもらえるケースもあります。
転塾も有効な選択肢であるが、まずは現在通っている塾に相談することを第一に考えてみてはいかがでしょうか。
塾を変えずとも状況が改善されることも考えられます。
②子どもにも意見を聞く
子どもの意見を聞くことも大切です。
子どもに成果が出ていないと感じれば、ご両親も転塾させたいと思うかもしれませんが、実際に学習するのは子ども自身です。
子どもの意思を無視して転塾を決めてしまうと、むしろ子どもの学習意欲を削いでしまうことにもなりかねません。
子どもは今の塾で頑張りたいと思っているかもしれません。
転塾をすることは転校することと似ていて、新環境に慣れるには時間もかかります。
子どもがどうしたいか、まずは意見を聞いてから転塾をすべきかどうか判断しましょう。
③転塾の目的を洗い出す
転塾することが決まったら、目的を洗い出すことも必要です。
中学受験を成功させるため、成績アップをはかるため、目的は各ご家庭や状況によって違うはず。
転塾の目的を明確にすると、次に通うべき塾の特徴が見えてきます。
たとえば授業の中でわからないことが細かく出てきているようなら、集団指導よりも個別指導の塾のほうが適していると考えられるでしょう。
塾の雰囲気に問題があるのであれば、全く違う雰囲気の塾を選ぶことが解決策となります。
転塾を成功させるなら、目的を洗い出すことは欠かせません。
目的に合った塾を選ぶことで、子どもの学力向上につながる可能性もあります。
転塾を成功させるために意識したいポイント
子どもの意思も確認し、転塾をすることが本格的に決まったら、成功するためのポイントを押さえたうえで塾選びを始めましょう。
転塾を成功させるためには、5つのポイントを意識しながら塾選びを行うことが大切です。
ポイント①子どもに合った塾のタイプを選ぶ
ひとつめのポイントは、子どもに合った塾のタイプを選ぶことです。
塾のタイプは、子どもの性格によって合う、合わないが大きく変わります。
負けず嫌いな子どもであれば、集団指導型で周りの子どもと切磋琢磨したほうが成績も伸びやすいといえますし、マイペースな子どもや授業についていけない子どもであれば、1人に対して丁寧に指導をする個別指導のほうが向いていると考えられます。
子どもの性格を考慮したうえで、適した塾のタイプを選ぶことが大切です。
ポイント②通塾の負担も加味する
塾に通うための負担も考慮すべきポイントです。
どれほど理想的と思える塾でも、自宅から遠ければ通塾が負担になってしまいます。
たとえば徒歩20分の塾なら、往復で約40分の時間と労力をかけなければなりません。
通塾日数が多ければ、往復の負担はさらに大きなものになると考えられます。
通塾の負担が大きくなると、学校の授業に悪影響が及ぶ可能性もあります。
子どもにとって負担の少ない塾を選ぶことは欠かせないポイントです。
ポイント③口コミを確認する
転塾を成功させるなら、あらかじめ塾の口コミも確認しておきましょう。
口コミはインターネットでも収集できますが、もし知り合いで通っている方がいるなら、その方に聞いてみるのが一番でしょう。
ただし「良い塾」という評価が必ずしも子どもに合うとは限りません。参考にはなりますが過信は禁物です。
ポイント④体験授業を利用する
新しい塾に通う際にぜひ利用していただきたいのが体験授業です。
体験授業とは授業を実際に体験できる制度。
一度体験すれば、子どもに合う塾であるか判断がしやすくなります。
学習の際の雰囲気は塾によって大きく異なります。
子どもの性格と塾の雰囲気によっては、塾の雰囲気が落ち着かず学習しにくいと感じてしまうかもしれません。
体験授業を受けることで、子ども自身が「この雰囲気で学ぶ」イメージが湧き、ミスマッチを防げます。
転塾を成功させるなら、体験授業は必ず受けておきましょう。
ポイント⑤環境の変化に対する子どもへのフォローアップを心がける
最後に、子どもへのフォローアップも忘れないようにしましょう。
繰り返しますが、転塾は子どもにとって転校することと同じです。
環境が変わると授業に集中できなくなり、学習に身が入らなくなることも考えられます。
新しい環境に慣れるには時間がかかります。
中学受験を目指す子どもであれば、ただでさえかなり大きい負担を抱えていると考えられます。
ご両親がいつでもフォローできるよう、子どもに寄り添うことが大切です。
転塾に適したタイミング
転塾に最適なタイミングは、以下の3つです。
【転塾のタイミング】
- 長期休暇が始まるとき
- 新年度が始まるとき
- 中学受験まで1年以上の期間があるとき
中学受験まで1年を切っている場合は、転塾による子どもへのストレスを考慮し、慎重に判断する必要があります。
1年以上の期間があるなら、長期休暇が始まるタイミングか、新年度が始まるタイミングがよいでしょう。
学期や年度の始めは塾の学習もリセットされるため、新たな塾でも学習に取り組みやすくなるはずです。
長期休暇が始まりや年度始めは、新たに塾に通い始める子どもも多くいます。
そのため転塾であったとしても、同じスタートラインに立てるため子どもが気後れすることも少ないと考えられます。
特に長期休暇が始まる時期は、塾によるキャンペーンが開催されることがあります。
入塾料が免除されたり、授業料が割引されたりすることも多く、ご両親への負担も少なくなるでしょう。
転塾を成功させるなら、長期休暇が始まるタイミングと新年度の始まりを目安にすると失敗がなくなります。
転塾を成功させるにはポイントを知ってタイミングを見計らうこと
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、転塾に成功するためのポイントがご理解いただけたはずです。
転塾を検討したら、まずは通っている塾に相談をし、子どもの意見も聞きましょう。
あとはご両親がサポートしながら、子どもに合った塾を探すことがポイントとなります。
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