中学受験のために6年生からの転塾はあり?正しい塾の選び方も紹介

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中学受験を控える小学6年生にとって、通っている塾との相性は合否にかかわる重要な要素です。

「塾に行っているが成績が伸びない」「授業についていけず焦りがある」などの理由があれば、塾を変更する「転塾」も検討する余地があります。
しかし、受験までの期間が限られる6年生にとって、転塾は難易度が高く、慎重に判断する必要があります。

本記事では、6年生で転塾するメリット・デメリットを整理し、後悔しない塾選びをするためのポイントについても詳しく解説します。
転塾すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

本当に転塾はすべき?6年生で転塾するメリット

小学6年生で転塾をすると、どのようなメリットがあるのか確認していきましょう。

メリット①志望校に合わせた指導が見込める

6年生に入ると、今まで学んできたことの復習やまとめ、受験にかかわる科目や単元の総復習が本格化し、過去問の演習による受験対策も行われます。
現在通っている塾が志望校合格に適合しきれていなければ、転塾によって学業に適した環境を整え、学学習の質と効率を向上させることが可能です。

このタイミングで転塾をすれば、志望校に合わせた出題形式・出題傾向に特化した対策がとりやすくなり、計画的かつ戦略的に行動できるでしょう。

メリット②環境の変化でモチベーションが上がる

転塾では、新しい環境で新しい仲間との出会いがあります。
クラスメイトがすでに在籍しているケースも少なくありませんが、志の高い新しい仲間に囲まれれば、意欲を維持しながら、前向きな姿勢で受験に臨める可能性があります。

一方で、講師との出会いも転塾のメリットのひとつです。
指導内容が的確でわかりやすく指導する講師に出会えれば、学習を進めるうえで大きな刺激になるでしょう。

受験勉強は計画性や自主性が求められ、一人きりで続けていると挫折するおそれもありますが、中学受験を真剣に考えている仲間や講師の存在が学習意欲を支える存在となるでしょう。

6年生で転塾するデメリット

6年生で転塾する際には、デメリットも念頭に置いておく必要があります。

注意しておきたい3つのデメリットを確認していきましょう。

デメリット①環境の変化がストレスになる

6年生は中学受験の追い込み期間でもあり、心身に負荷がかかりやすい時期です。
新しい環境や人に適応しにくい子、内向的な性格の子にとっては、心理的負担が予想を上回る場合もあります。

学習環境が変わるということは、講師やクラスメイト、指導方法も変わるため、慣れるまでにはある程度の時間がかかります。
すぐに慣れないと、ストレスや不安が残る可能性があります。

デメリット②講師によって考え方が変わる

塾ごとに指導要領や解法の進め方などが異なると、子ども自身がその変化に対応できない場合もあります。

たとえば、今まで慣れていた考え方や問題の解き方を急に改めなければならず、その結果、混乱して一時的に成績が下がるリスクです。

デメリット③経済的負担が増える

転塾では入塾金や教材費のほか、模試の受験費用や交通費などの費用がかかります。
新しい塾の授業料がこれまでより高額になると、家計に負担がかかる可能性もあるため、費用面を慎重に検討することが必要です。

中学受験の6年生が転塾する際の注意点

次に、中学受験の6年生が転塾する際に注意したいポイントをみていきましょう。

転塾の目的を明確にする

転塾を検討する場合は、まず目的を明確にすることが重要です。

たとえば「志望校対策に強い塾に移りたい」「今の塾のカリキュラムについていけない」など、課題と目標を具体化することで、転塾が本当に必要かどうかを冷静に判断できます。
目的が明確であれば、塾選びの基準が定まり、変更がスムーズに進みます。

子どもの意思を尊重する

受験の主役は子ども自身であり、子どもの意向ややる気が重要です。
親が良かれと思って転塾を決めると、子どもの学習意欲や精神面に影響が出る可能性があります。

転塾を考える場合は、子ども自身が転塾を必要としているのか、転塾をしなければ目標が達成できない可能性などをしっかり話し合い、子ども自身が転塾の必要性を感じているか確認するとよいでしょう。

6年生が転塾をする際の塾の選び方

6年生が転塾をするときは、どのように塾を選べば良いでしょうか。

3つのポイントに絞って詳しくみていきましょう。

選び方①指導内容やカリキュラムが子どもに合っているか

はじめに、現在通っている塾の学習内容・カリキュラム・指導方法が子どもに合っているかをチェックしましょう。
学習状況に合っていなければ「塾の進度が速すぎて理解が追いつかない」「自分で勉強したほうが効率的なので塾では効果が薄い」といった不満が出てきやすくなります。

子どもに合わない塾は成績低下のおそれがあり、志望校へのモチベーションも低下しやすくなるため、新しい塾は子どもの学習スタイルや学習進度に合うところを検討することをおすすめします。
転塾前に説明会や体験授業、個別の質疑応答などを活用して、お子さん自身が取り組みやすそうかを確認しましょう。

選び方②合格実績はあるか

志望する中学校の合格実績は、塾選びの大きな判断材料になります。
志望校受験に強い塾は、入試の出題傾向や対策を熟知しているため、一般的な塾よりも的確に指導できます。
合格実績は合格者の人数だけではなく、志望校に合わせた教材や授業を提供しているかも確認します。
実際にどのような授業を行って合格に導いているのかを知れば、転塾を決意しやすくなるでしょう。

選び方③学習環境は適切か

授業や勉強に打ち込むためには、学習環境が適切かどうかをチェックします。

塾の立地・雰囲気・生徒の人数・設備は最低限確認したいポイントです。
講師との距離感も重要です。極端に近すぎたり遠すぎたりすると学習効果やモチベーションに影響する可能性があるため、事前に担当者に確認しておくとよいでしょう。

6年生は受験勉強の追い込み時期にあり、高い集中力が求められます。そのため、落ち着いて学べる環境が必要です。
講師が生徒一人ひとりの状況を把握し、適切な距離感でフォローできる体制が理想です。

集団指導塾がどうしても合わない場合は、生徒に寄り添ったサポートを行う個別指導塾がおすすめです。
講師は1名または2名程度の生徒に対応し、性格や学力、進度に合わせて柔軟に対応します。
集団塾より質問しやすく、学習状況の管理や相談にも対応しているため、塾選びの際の参考になります。

6年生からの転塾で中学受験を目指そう

今回は、6年生で転塾するメリット・デメリットと、後悔しないための塾選びについて紹介しました。
中学受験は小学校で学んだことの総復習に加えて、応用力も試されます。
受験当日に向けた集中力が問われるため、お子さんにとって適切な学習環境を探すことが大切です。

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